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いぼに対する液体窒素による治療の欠点

液体窒素による冷凍凝固術は、いぼ(尋常性疣贅)治療におけるスタンダードな治療で、当院でも良く行っている治療ですが、欠点もあることを指摘しておきたいと思います.
液体窒素による冷凍凝固術は、簡便で治療効果も安定していますが、時に無効例、もしくはやればやるほどいぼが広がっていってしまう、という場合があります.液体窒素による冷凍凝固術により、いぼ周囲の皮膚に免疫抑制がかかり、その結果いぼが広がってしまうためと考えられています.円形脱毛症の治療などでは、免疫抑制効果を狙って冷凍凝固術を行うのですが、いぼの治療でも同様に免疫抑制がかかる場合があるようです.
その場合、いぼの中心部は治っていることが多いのですが、ドーナツ状にいぼが拡大していくことになります。

他院で何度か冷凍凝固術を施行され、その都度いぼが拡大していってしまったという方です.

その場合、冷凍凝固術以外の治療、例えばオキサロールスピール膏療法などを選択することになります。

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