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寒冷蕁麻疹について

先週は寒冷蕁麻疹の患者様を2名新たに診断させていただきました。
寒冷蕁麻疹は特徴的な病名のため、ご存知な方が多いと思いますが、実際に患者様の数は多くなく、比較的珍しい疾患です.
「寒冷蕁麻疹疑い」で受診された方も、実際に検査をしてみると、普通の蕁麻疹であった、皮脂欠乏性湿疹であったということが多くあり、あまり本当の寒冷蕁麻疹の患者様を診察させていただく機会は多くありません。

検査はアイスパックをガーゼに包み、それを前腕などに15分程度当てておき、蕁麻疹が出現するかどうかを確認します.

寒冷蕁麻疹の患者様は気づかないうちにプールや海に入ったり、体を冷やすことでショックを起こすこともありますので注意が必要です.
またベースにクリオグロブリン血症、肝炎、リンパ腫と行った重大な疾患が隠れている可能性もあります。

もし寒い日に、顔や手などの露出部が痒くなる、冷たい水で手を洗うと手が痒くなると言った症状のある方が是非一度ご相談いただきたいと思います.

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