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ムダ毛があることが原因の疾患①

ムダ毛はあっても通常は健康上は問題ないのですが、時々、病気の原因になることがあります。

一つは毛巣洞と呼ばれるもので、毛が皮膚の中に入り込み、そこで成長し、炎症を起こす疾患です。
お尻の割れ目や脇など、毛が擦れたり、圧迫されやすいところにできやすく、粉瘤やせつなどと間違えられやすい疾患です。

ムダ毛が皮膚の中に入り込んでしまうと、異常なほど長くなり10cmほどになることもあります。そのムダ毛の周りに炎症を繰り返し、そこに瘻孔と呼ばれるトンネル状の通り位置ができてしまいます。
さらにそこに炎症が起こり膿がたまると、膿を排出しようと、トンネル状の道が増え、しまいにはアリの巣状に複雑な構造となります。

数週間から数カ月に一回、毛巣洞のある部位が腫れ、痛くなってしまいます。

10年ほど放置すると癌化することもあるので注意が必要です。当院でも2例ほど癌化した症例を経験しております。

治療は基本的に手術しかなくトンネル状、アリの巣状の構造物を全て取りきる必要があります。どの程度病変が広がっているかを術前に知ることが難しいため、手術の難易度は比較的高い方で、全国平均だと再発率は50%ほどと言われています。

手術も普通の皮膚科クリニックだとほとんど断られてしまうことと思います(当院ではもちろん毛巣洞手術をお受けしており、再発率も全国平均よりはるかに低いです)。

これはお尻の割れ目や脇のムダ毛が原因なので、治療後は再発予防のためレーザー脱毛をオススメしています。

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