刺青除去に最新のピコレーザーと従来のQスイッチレーザーを3回照射した場合の比較写真です。左がピコレーザーで右がQスイッチレーザーです。はるかにピコレーザーの方がよく取れているのがお分かりいただけるかと思います。
Qスイッチレーザーは、50ナノ秒程度の間にレーザーを照射するのに対し、ピコレーザーはそれよりも1000分の1程度の間にレーザーを照射します。(注:ナノ秒というのは1000000000分の1秒)
もともと、極めて短いレーザー照射時間をさらに1000分の1にして何かいいことがあるのか?と疑問に思う方もおられると思いますが、実は大きな意味あがあります。従来のQスイッチレーザーの場合は、レーザーのエネルギーが対象となる色素に反応して、熱に変換され、その熱が色素を破壊する、というのが基本的な考え方です。しかし刺青の色素は熱に強いのか、熱緩和時間(熱が逃げる時間)が短すぎるのか、Qスイッチレーザーだけではなかなか綺麗に取れませんでした。
Qスイッチレーザーの場合、熱だけで色素を破壊するのに対し、最新のピコレーザーの場合は、対象と反応した際に、熱だけでなく衝撃波に変換され、その圧で色素を破壊します。従来のQスイッチレーザーが色素をバラバラに壊す、というイメージに対して、ピコレーザーは色素を粉々に粉砕する、というイメージです。
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