鼻瘤、酒さ3期とも言われる疾患ですが、酒さ1期、2期とは異なる特徴のある疾患です。
通常、酒さは女性に多く、頬を中心に顔が赤くなったり、ニキビのような発疹ができたり、顔がピリピリしたりするのが特徴ですが、鼻瘤(酒さ3期)だけは異なった特徴があります。
それは
・男性に多い
・鼻、鼻周りのみ症状が強い
・鼻が変形してくる
・ピリピリ感は少ない
といった点です。
それらの相違点から酒さ3期は酒さ1期、酒さ2期とはやや異なった疾患であるという考え方もあります。
治療法は比較的似ており、抗生剤の内服や、外用、レーザー治療といったものを組み合わせて行います。
ただ、鼻瘤(酒さ3期)がその他の酒さと決定的に異なるのは、鼻が変形してしまった場合、外科的治療なしには、治らない、という点が挙げられます。
すなわち、鼻の変形をメス、電気メス、炭酸ガスレーザーなどで切り取ってしまう必要があります。
そのようなことをして、鼻に大きな瘢痕、傷跡ができるのではないかと心配になる方もおられると思うのですが、実はそのリスクは意外に低く、二週間程度で傷が塞がり、通常、想像されるよりも傷が綺麗に治るのが特徴です。
鼻瘤(酒さ3期)の患者様は、鼻に皮脂腺が通常よりもはるかに発達しており、それにより傷の治りが良くなっているためです。
鼻が変形して、困っている、という方は試してみる価値のある治療と考えています。
鼻瘤手術:1回348000円となります(半年間、レーザー治療を何度行なっても追加料金はかかりません)。
お困りの方はお気軽にご相談くださいませ。
瘢痕形成、一時的な痛み、出血、色素沈着
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