夏に多い皮膚疾患シリーズですが、本日は多形日光疹を紹介したいと思います。
多形日光疹は光線過敏症の中で最も多い皮膚疾患です。外に遊びにいった後、日を浴びた部分に湿疹のような発疹ができてしまったという方は多いのではないでしょうか?
多形日光疹は光線を浴びた後、24時間〜48時間経過し、露光部を中心に湿疹似た発疹が現れます。赤み、丘疹(ぷつぷつ)、水ぶくれなど、病名の通り症状は様々です。
非常に有名な病気なのですが、原因は特定されていません。おそらく体の中の何らかの物質が光線を浴びて変化し、その物質がアレルギーの原因となっているのではないかとされています。遺伝的な要因もあるようです。
検査はUVA、UVBといった紫外線を実際に皮膚に当ててみる、というものですが、検査は比較的困難で、はっきりしない事も多いかと思います。多形日光疹が疑われた方は、なるべく日焼け止めをしっかりつけ、日傘もさして外出する方がいいと考えております。また、あまりに紫外線が強い時間帯は外出しない、という方法も有効です。
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