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ニキビと食事の関係について

 「どのような物を食べるとニキビになりやすいのか?」とよく聞かれるのですが、なかなか一筋縄ではいかない問題です。
 当院のQ&Aでは「食品添加物を多く含むもの、動物性脂肪を多量に含むものは避けた方が良いという説があります。そのほか糖分を多く含むお菓子などもニキビを悪化させるという説もあります。」と書かせていただいています。
 CLINICAL DERMATOLOGY(Thomas P. Habit著)という本を読んでいたら興味深いことが書かれていたので紹介させていただきます。
 「西洋化されていない、パプアニューギニアのキラバン島に住む方々や、パラグアイの狩猟・採取して生活されている方々はニキビができないという事実があります。
 この事実により、西洋化された食事、特にすぐに糖に分解される炭水化物(ベーグル、ドーナッツ、クラッカー、キャンディー、ケーキ、ポテトチップス)の多量摂取がニキビの原因になりうることが示唆されます。つまり血中の糖の濃度が急速に上がるとインスリンの分泌が増え、そのほかのホルモンに影響を与え、皮膚に過剰な油分が増えニキビが増える可能性があります」
 と書かれています。一時低インスリン食がもてはやされましたが、低インスリン食はニキビにもいいということが言えるかもしれません。
 西洋化されていない食事というと玄米や野菜、海藻、根菜類を中心とした伝統的な和食が思いつきますが、それはニキビの改善につながるかもしれません。

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