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炎症性粉瘤の患者様が増えております。

気温が暖かくなるにつれ皮膚細菌感染症の患者様が増えております。皮膚細菌感染症の代表であるとびひはそれほど増えていないのですが、粉瘤に細菌が感染する疾患、炎症性粉瘤が非常に増えているようです。

もともとしこり(粉瘤)があり、そこが腫れていたくなってきた、という方は炎症性粉瘤を疑っても良いかもしれません。

炎症性粉瘤の患者様は、粉瘤の中に膿がたくさんたまってしまっていますので、まずは膿を取り除く手術(皮膚切開術)を行う必要があります。その後、1ヶ月ほどたって感染、炎症がきちんと治まってから改めて手術的にしこり(粉瘤)を取り除く方法が一般的です。

最初からいっそのこと、しこり(粉瘤)も全部取って欲しいといわれることも多いのですが、感染がある状態で、しこりを取り除く手術を行うことは術後感染の原因にもなりますし、傷が奇麗に治らない、再発の危険性が高くなる、といった問題がありますので、なるべく二回に分けて手術をする方法をお勧めしたいと思います。

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