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手足口病による爪への影響

 手足口病に伴い、爪が脱落したり、爪に横の白い線が出来たりすることが報告されています。(Journal of Pedeatric Dermatology Vol30 No.3手足口病に伴う爪甲脱落症 渡部裕子先生ら)
 爪が脱落するといっても、完全に脱落することは少なく、比較的時間をかけて一部、爪甲と爪床がはがれてしまうことが多いので、それほど痛みないように思われますが、初めて見ると驚いてしまうかもしれません。
 手足口病の発症後、1~2か月後に爪甲脱落症が発症します。ウイルスが直接、爪母を攻撃するからなのか、そのほかのメカニズムがあるのかははっきりしていません。今年の夏に手足口病が大流行したためか、お子さんの爪甲脱落症や爪の横線が増えてきている印象があります。
 特に治療をしなくても爪が生え変われば元に戻りますのであまり心配はいりませんが、もし心配ならご相談いただければと存じます。

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