医師の過重労働について報道されています。
http://www.toyokeizai.net/business/society/detail/AC
/b77be7afaced8704359c7dae6747c953/
医師である以上、休日出勤したり、徹夜で働くということがしばしば起こることは仕方ないと思います。私も勤務医時代は、症状が不安定な患者様が入院しているときなどは、休日も毎日出勤していましたし、それを当然のことと思っていました。深夜に呼び出されて、午前まで手術をしていたこともあります。
皮膚科ですらそうですから、内科や外科、産婦人科などの医師は、はるかに大変です。いつ家に帰ってるのかわからない先生もおられました。
しかし、それも度を過ぎれば、必ずしも美徳とはなりません。極度の疲労状態では判断力も鈍りますし、医師が倒れてしまうことにもなりかねません。
勤務医の世界では徹夜の当直の後に手術をしたり、外来を行ったりといったことが常習的に行われています。例え、病院が「当直の翌日は勤務を禁止する」というルールを決めても、多くの医師は翌日も自発的に、もしくは同僚に対する配慮から働き続けます。つまり建前のルールを作ってもあまり意味がないのです。。
先に述べたように、医師である以上、ある程度それは仕方のないことだと思いますが、それゆえ、より正確に医師の勤務実態を把握しなければなりません。ある程度の過重労働はやむなしと判断して、そのうえで極端に長時間働いている医師がいれば、速やかに発見し、強制的にでも休ませるシステムが現実的なように思われます。
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