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硬毛化現象について

 光脱毛やレーザー脱毛の後に、少し時間をおいてかえって毛が濃くなる現象のことを硬毛化現象と呼びます。特に珍しいことではなく、二の腕、背中、肩、うなじなどの毛を脱毛した場合は、かなり高頻度でこの現象が起こります。光脱毛を行った場合は、部位によって硬毛化現象は10~50%の確率で起こるの報告もあります。
 そもそも、光脱毛やレーザー脱毛は、毛穴にエネルギーを当て、毛根を破壊することでむだ毛を生えてこないようにする方法ですが、完全に破壊できない場合は、その機能を活性化し、かえって毛が濃くなってしまうようです。(組織をあえて損傷することで、新たに再生を促し活性化させるという意味ではケミカルピーリングや、フラクショナル炭酸ガスレーザーの理論に通じるものがあるかもしれません)
 当院でも、硬毛化しやすいとわかっている部位に関しては異なる波長のレーザーを二種類使い分けるといった工夫を行い、十分な対策を行っております。もし硬毛化してしまってもNd:YAGレーザーを高出力で照射するといった工夫をすることで脱毛することが可能なので、お困りの方はご相談いただきたいと存じます。

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