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アトピー性皮膚炎の病因論 原因なのか結果なのか?

 今日はアトピー性皮膚炎の病因論について少し述べたいと思います。
現在のところ、病因論として挙げられているのは
角質異常(セラミド、フィラグリンなど)
発汗異常
角質表面の細菌叢の変化
ストレス
T細胞(Th1/Th2バランス変化説)
好酸球
IgE
IgG
自己抗体
アレルゲンの増加説(食事、住環境)
などです。
 多数の説が挙げられていますが、どれが根本的な原因で、どれが二次的な変化(結果)なのかが若干、混乱しているように感じます。
 例えば、アトピー性皮膚炎の患者様の湿疹部にはセラミドと呼ばれる保湿成分が不足していることが分かっていますが、それが発症の原因なのではなく、恐らく湿疹に伴う二次的な変化(結果)のことが多いようです。
 以下、下手な例え話です。
 人の意見を素直に聞けない人がいて、周りの人からあまり好かれていないとします。
 そうすると、つい多くの人が、「あの人は人の意見を素直に聞けないから、周りから疎まれているに違いない」と考えます。
 しかし、もしかすると周りから疎まれていると感じているから、人に意見を素直に聞けないのかもしれません。
 このように、どれが原因で、どれが結果なのかを見極めるのはなかなか難しく、よく整理して考える必要があります。

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