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巻き爪に合併した陥入爪の治療

 巻き爪でお悩みの方のご来院が増えています。
 巻き爪について知りたい方は
https://mitakahifu.com/ingrown/

https://mitakahifu.com/ingrown-nail/
 をご参照ください。
 巻き爪自体は痛みがなければ放置しても構わないと思いますが、巻き爪のため周囲の組織が傷つけられ、時に感染を引き起こす陥入爪になると治療を行わなければいけません。
 最近、2年も陥入爪を繰り返している、3年も陥入爪を繰り返しているという方もしばしばご来院されます。その場合は、あまり保存的に様子を見ずに、フェノール法という根治的手術方法をお勧めすることが多いです。というのも保存的にテーピングやワイヤー、クリッピングなどで治療を行っても結局は再発してしまう可能性が高いでしょうし、何度も通院する時間的な余裕がないという方も多いからです。
 フェノール法というのは、巻いている爪の外側を2mm~4mm程度切除し、フェノールという薬剤で切除した爪の下の爪床、爪母を腐食し、爪が生えてこないようにする方法です。
 フェノール法は慣れれば、フェノールで爪床、爪母を腐食する時間を合わせても10分以内でできますし、患者様もすぐに歩いて帰ることができます。陥入爪の痛みがなくなるため、翌日からむしろ痛みが少なくなったとおっしゃる方が多いのです。
 

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巻き爪と陥入爪が合併している場合の治療

 巻き爪と陥入爪が合併している場合、少し治療が難渋することがあるとコメントしました。
 巻き爪のため陥入爪(爪周囲の組織の損傷)が起こっているのですが、陥入爪のため、爪周囲の組織がむくみ、さらに巻き爪が周囲に食い込んでしまい痛みが増してしまいます。
 巻き爪の手術をすれば一番早く治療できます(フェノール法など)。とく高度な巻き爪のある方、数年にわたって巻き爪と陥入爪でお悩みの方であれば、早期に手術をお勧めする場合もあります。手術に抵抗のある方もおられますので、その場合はテーピングや外用療法、抗生剤の内服、爪の切り方のご指導などを組み合わせて治療を行うことも可能です。手術と比べると時間はかかりますが、それでも比較的良好な治療成績をあげていますので、必ず手術をしなければならないというわけではありません。

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巻き爪と陥入爪について

 巻き爪と陥入爪の違いについて、あまり知られていないようなので、少し述べたいと思います。
 巻き爪は文字通り爪が過度に湾曲した状態のことを言います。痛みが伴う場合もそうでない場合もあります。
 それに対して陥入爪は「爪甲側縁先端がその周囲組織を損傷する状態」とされています。つまりご自身の爪にぶつかって周囲の組織が怪我をしてしまった状態と言い換えることができます。
 巻き爪があると、陥入爪になりやすくなりますが、イコールではありません。
 巻き爪がない陥入爪もしばしば見られます。(お子さんの場合は特にそうです)
 陥入爪だけであれば、抗生物質の内服と、付け薬による処置のみで1~2週間ほどで軽快します。
 陥入爪と巻き爪が合併している、つまり巻き爪によって陥入爪が発症している場合は、やや治療が困難になるケースがあり、手術やワイヤー法によって巻き爪を矯正しないとよくならない場合もあります。

 

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